ランニングやウォーキングをしていると、体の動きに意識を集中させることができますが、最近はそれをさらに深め、東洋医学のエネルギー(気)の流れを感じる「引火帰元」を実践してみました。
特に、歩行やランニング中に足の親指に意識を向けると、体の中心を通るエネルギーライン、いわゆる「衝脈」を感じやすいことに気づきました。親指に力が入ると公孫穴が刺激され、そこからエネルギーが上昇していくような感覚です。衝脈は、体の中心をクロスしながら上昇しているように感じ、途中で滞りを感じることもあります。そんな時は、老子法などの呼吸やストレッチを取り入れてエネルギーの流れを助けることが課題かな、と感じています。
ランニングマシンでの内観も試してみました。目を閉じることで内側に意識を集中しやすくなるかと思ったのですが、安全性を考えるとやはり目を開けて行う方が安心です。目を開けた状態でも、内観を深められるよう工夫していきたいと思います。
今は、特に衝脈に意識を向けやすいですが、他の奇経八脈も感じられるようになれば、さらに体全体のエネルギーを活性化させることができるかもしれません。これからも引き続き、歩行やランニングの中で気の流れを意識しながら練習していこうと思います。
みなさんも、ぜひ日常の運動に少しだけ「内観」を取り入れてみてください。心地よいランニングやウォーキングの時間が、さらに深く豊かなものになるかもしれませんよ。