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お灸の膏薬

灸法には塗り薬の上からお灸をするというやり方もある。

今は紫雲膏灸という紫雲膏の上にお灸を据えるという灸法だ。

膏薬の上にお灸をするというのは昔は薄荷や龍脳といった気を通す生薬を配合していたようだ。

ほかにも麝香をつかったりもしていたようだが、なかなか庶民には手が出せない代物だ。

当院は気の流通をよくする生薬を使い、膏薬を独自制作している。

入れ物はハマグリの器に入れている。

古事記では大己貴命を赤貝とハマグリの煮汁にてやけどから復活させたという逸話がある。

それもあってだろうか、昔は膏薬をハマグリに入れていたようだ。

自分もそれに倣いハマグリに膏薬を入れている。

膏薬の上からするお灸は直接肌にするお灸よりはやけどのリスクは少ない。

あと不安定な場所でももぐさがくっついてくれるのがお灸をしやすい。

お灸は養生のためにも、病を除くためにも役に立つので日々の研究と実践が必要だ。

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