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リーキーガット症候群 3

小麦について

人類の主要な穀物である小麦が何故リーキーガットの原因になるのだろう?

可能性としては

  1. 生育時の農薬散布
  2. 輸入時の殺虫剤散布
  3. 精白しすぎによる糖類過多
  4. 民族的に小麦に対応する消化酵素が少ない疑い

が推察できる。

  1. 生育時の農薬散布

一口に農薬といっても様々な種類があるが、よく問題に上がるのはラウンドアップの成分であるグリホサートだろう。

2015年にはWHOが発癌の恐れありという評価されている物質でそれはなくとも、なんとなく体に悪そうだというのも専門家でなくとも感じるだろう。

そういえば、敷地で一度生えたらえらいことになるでお馴染みの竹を地元の人が竹の切り口にラウンドアップを注入すると根絶できたと笑って話していた。

科学の発展の上で農薬が生まれ、より効率のいい農業の道具として台頭してきた農薬だが、正直なところこういった精製した薬品を使った農薬にあまりいい印象を持っていない。

実家のキャンプ場で延々と草むしりをした経験からしても農薬というのは便利だと思うが、主義的にはあまり使いたくないなと感じる。

輸入小麦のほとんどに検出されたこともあり、一時期問題になっていた。

なぜか日本では2017年にグリホサートの残留基準値の大幅な規制緩和(5ppmから30ppm)が行われているようだ。

このグリホサートも小麦がリーキーガット症候群の原因の一つであるのかもしれない。

2. 輸入時の殺虫剤散布

小麦のほとんどは輸入もので賄っているが、輸入時には当然消毒を行う。

虫も湧くし、ネズミも出るからだ。

環境ホルモンと似た働きを持つと疑われている有機リン系の殺虫剤が使われることが多いようで、これもまた原因の一つではないだろうか?

3. 精白しすぎによる糖類過多

小麦粉というのは表面を削り落とし、美味しい白い小麦粉を作るのですが、削った部分にミネラルなど体が必要とする成分まで削りすぎてしまうようです。

個人的には多少ならば削った方が農薬も撒くし良いと思いますが、削りすぎた白い小麦はバランスが崩れてしまうと個人的には思います。

4. 民族的に小麦に対応する消化酵素が少ない疑い。

土地にあった食べ物、土地に根ざした食べ物というのが原則そこで生活する人間の食べ物となってくると思います。

農耕民族となって以来、原則人間はそこの土地の物を食べます。

土地の物を食べるというのはマクロビオティックの桜沢如一の考え方に近いと思いますが、土地の風土、食べ物への検証がなされ、かつ土地の食べ物に体を人間自らが作り替えたと考えても良いかと思います。

よく「牛乳を飲んでお腹を下した。」という話を聞いたことがあると思いますが、日本人は牛乳の糖質を分解する力が西洋人に比べ弱いようでそれを「乳糖不耐性」というようです。

それと同様なことが小麦にもあるのではないかと思います。

酪農をしている民族なら酪農にあった体、米を長く食べてきたなら米にあった体になるので外国の小麦に頼りまだ民族全体からみれば小麦を食べていた歴史は浅いので日本人にあった食べ物ではないのだろうと思います。

これからもっと食べ続けたり、地産地消で小麦が入って来なければ民族としての小麦耐性は米よりも低いと思われます。

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